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学長挨拶
山口学芸大学 学長
岡村 康夫
Okamura Yasuo
1951年(昭和26年)生まれ。
山口県立岩国高等学校卒業、島根大学文理学部法学科卒業後、京都大学大学院文学研究科宗教学専攻・博士課程修了。
山口大学教育学部(教育学部長)、放送大学(山口学習センター所長)を経て、2022年4月に山口学芸大学の学生部長、同年10月に副学長に着任後、2024年4月より同大学の学長就任。
所属
- 日本宗教学会
- 宗教哲学会
- 日本シェリング協会
最近の著書
- 『無底と戯れ』(昭和堂、2012年)
- 『シェリング哲学の躓き』(昭和堂、2017年)
- 『瞬間・脱落・歓喜』(知泉書館、2023年)
ご挨拶
自己に向き合い、他者に向き合う!
山口学芸大学は、二木謙吾・初代理事長が提唱された「至誠」という建学の精神のもと、なにごとにも真摯に向き合う人材育成を目標としています。
この目標を達成するためには、まず真摯に自己に向き合い、他者に向き合うことが大切です。ちょうど大樹が天空高く梢を伸ばすため地中深く根を張るように、この学園での学びはそのための貴重な機会となります。なにごとにも真摯に取り組むことは、各自に与えられた時を大切にし、その多様な個性を伸ばし、豊かな人間性を育むことを可能とします。
現代の世相はあまりにも移り変わりが早く、ともするとその流れに翻弄されることが多々あります。古き良き伝統をしっかり受け継ぐことも大切です。ただ、旧弊にとらわれず、また時代に迎合しない自分の立場を確立することこそ大事です。「至誠」を建学の精神とする本学での学びが、その機縁となることを願ってやみません。
2024年4月 岡村 康夫