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2024.12.03
郷土の詩人金子みすゞをうたうシンガーソングライターのちひろさん、長尾修志氏、深野宗泉氏の特別講義が行われました
2024年11月28日(木)の、「英語コミュニケーションⅡ」の時間に、シンガーソングライターで、ラジオパーソナリティの「ちひろさん」と、ちひろさんが所属するマネージメント会社ベルミューズの代表取締役、長尾修志氏のお二人による特別講義が行われました。
この特別講義は、小・中学校の教員をめざす学生たちが、英語でコミュニケーションをする際の基盤となる、広い視野や豊かな人間性、表現力などの獲得をめざして開講されたものです。
前半の、「世界15ヶ国語に広がるみすゞのまなざし」と題したちひろさんの講義では、みすゞのまなざしを読み解くちひろさんの「心」が、その柔らかな朗読の声とともに、講義室全体に染み渡りました。
後半の長尾さんの講義は、長尾さんの留学先での学びのお話でした。簡単な英語での問答を挟み、「自分から考えて行動すること」、「失敗を恐れず挑戦すること」等、留学先での貴重な学びを、具体的な実体験を交えながら、学生たちに呼び掛けました。
この特別講義に先立ち、11月12日(火)には、「郷土史」の時間に、山口市の洞春寺のご住職、深野宗泉氏による「洞春寺から見える日本仏教史」と題した特別講義も行われました。
飛鳥時代から現代に至るまでの日本における仏教受容変化の概略を述べながら、大内氏の文化遺産、毛利元就の菩提寺としての役割、幕末から明治維新期における寺の姿や仏教福祉、そして現代の、地域と児童養護施設、寺、さらには国際ボランティアの受入れといった、時代を超えて、国を超えてつながる活動のお話にも、学生たちは、興味深く耳を傾けました。
これらの特別講義は、山口市に本拠地を持つ山口国際フレンズネット実行委員会が、(公財)河村芳邦記念青少年財団の助成を受けて行う事業「学生との対話を通じた国際意識の醸成」の一環として行われたものです。